プレス加工の被加工材について
プレス加工で使用される被加工材の基礎情報および、「高橋製作所」で対応可能な種類をお伝えします。プレス加工・絞り加工を試作から量産まで一貫対応で承る弊社では、ステンレス、真鍮、アルミニウムなど、さまざまな被加工材に対応しております。
また、弊社での加工はもちろん、業界ネットワークを駆使することで、試作、量産、2次加工までを一貫でご対応。材料の種類にかかわらず、まずは一度ご相談ください。
プレス加工における被加工材について
プレス加工には、主に銅やアルミニウムといった金属の素材が使用されています。なお、航空機のチタンやモバイル機器のマグネシウム、自動車部品の高張力(ハイテン)鋼板は、以前より環境負荷低減のための軽量化材として注目されています。
プレス加工で使用される金属には鉄鋼と非鉄があり、製造物によって異なります。たとえば、価格の安い熱間圧延鋼板(SPHやSAPHなど)は、自動車や電機・電子部品などに多く利用されています。その他、冷間圧延鋼板(SPCなど)も、表面肌の美しさが評価され、利用されることが多いです。また、中・厚板分野においては、特殊鋼が使用されるケースが多いです。これは、プレス加工後に行われる熱処理によって強度を高める用途の機能材料として適しているからです。
その他、含有成分量が規定されていることで熱処理後の強度が保障される合金鋼や、錆びにくさが特徴のステンレス鋼といった特殊用途鋼なども。ちなみに、金型で使われている工具鋼は特殊鋼に分類されています。なお、非鉄はアルミニウム合金(軽量材)や電気特性に優れた銅合金が代表的なものとなり、チタンやマグネシウムもここに含まれます。
被加工材 | 鉄鋼 | 普通鋼 | 薄鋼板 SPC、SPH、SAPH、SPFC |
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特殊鋼 | 合金鋼 | 機械構造用 S-C、SCr、SCM、etc |
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特殊用途鋼 | ステンレス・バネ・軸受け SUS、SKD、SUJ、etc |
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工具鋼 | SK、SKD、SKH、etc | ||
非鉄 | アルミニウム合金 | A1050、A2218、A4032、A5052、A6061、A7075 | |
銅合金 | C1100、C2400、C2600、C2801 | ||
チタン・マグネシウム | |||
非金属 |
弊社で対応が難しいケース
以下に示す被加工材のプレス加工については、弊社でのお引き受けできません。そのため、協力会社へのご紹介による対応を行っております。まずは一度、お気軽にご相談ください。
- 150tプレス機で対応できないもの
- 板厚が3mm以上(自動車のスプロケットなど)
- サイズが大きいもの
- 極小のピッチでの加工など、高精度なもの
- プレス加工の基礎情報はこちら!