「国内回帰」で品質や納期改善!
国内企業に依頼するメリット
2012年11月頃。「1ドル=80円台」という円高為替のあおりを受け、多くの企業が海外生産へ乗り出しました。しかし近年では、円安傾向や中国やその他新興国の賃金上昇を受け、海外製造のメリットは薄れ始めています。そして、利益水準が少なくなるにつれ、現在は国内生産に注目が集まるようになってきました。
こちらのページでは、製造業における海外生産と国内生産の違いや、メリット・デメリットなどについてプレス加工・絞り加工を試作・量産まで一貫対応で承る「高橋製作所」がお伝えします。
海外生産の課題
海外生産と言えば、人件費など国際的な価格差によって生産コストを安くあげられるのが主なメリットです。しかし、同時にさまざまなデメリットがあることも忘れてはいけません。以下で、その代表的な“課題”をピックアップします。
費用面のデメリット
まずは現地との連絡や出張などにより、管理コストが高くなります。さらに当然、輸送費や税金がかかることも考慮しなくてはなりません。その他、輸送時にトラブルが発生した場合、それを解決するための費用も考えておく必要があります。以上に加え、国の情勢が安定しなければ為替も大きく変動し、レートによっては損をしてしまう可能性も見過ごせないデメリットと言えるでしょう。
品質に関するデメリット
現地の生産技術が低い場合、生産管理のクオリティが下がってしまいます。さらに、現地調達となる原材料にも不安が残るでしょう。かと言って、国内からそれを輸送すれば経費がかさんでしまい、海外生産の意味がなくなってしまいます。なお、データのチェックや変更の際に時間がかかるといった、品質管理上のデメリットも挙げられます。
国民性や政治不安によるデメリット
国によって労働者の感覚というのは異なるもの。日本では当たり前の“納期厳守”が、現地の人に徹底できるかどうかは分かりません。また、国民性だけでなく、設備が充実しているかも重要です。たとえば新興国で自然災害が発生してしまうと、インフラ整備が不十分なせいで停電や断水が起こることも。また、大雨や強風でインターネットが不通になる可能性もあります。その他、政治情勢次第で遅延や生産ストップといったアクシデントに見舞われることも考えられるでしょう。
国内企業で品質面、納期面を改善して安定生産しませんか?
たとえば、グローバル化を目指す企業の場合には、海外生産にも大きなメリットがあるでしょう。そのため、条件によっては海外生産を選択するのが正解となるケースも多々存在します。大切なことは、自社の状況を鑑み、国内と海外のどちらに生産拠点を持つかを選ぶことです。以下では、国内加工のメリットについてご紹介します。適正な選択の参考として、ぜひご覧ください。
国内加工のメリット
- 少量対応が可能
- 品質が高い
- 金型の移管が可能
- 金型からの一貫製作が可能
- 納期やコスト、ロットに関わる輸送面のメリットが大きい
- 納期の短縮とそれに伴う在庫減少
- 安定した生産性と品質
- 打ち合わせや立ち会いなどの管理が容易
- コミュニケーションがスムーズ
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